ついにこの日がやってきた!
わくわくした気持ちでスタートした朝。成田に向かう車内では、子供たちの朝食を済ませ腕時計の時間の合わせ方やヒューストンでの入国審査について調べました。
成田到着。
事前にオンラインチェックインを済ませていたので、すぐ荷物を預けました。その時に私と子供たちの搭乗券を紙で用意してもらいました。オンラインチケットはiPhoneで見せられるけど、万が一iPhoneが壊れたりでチケットが見せられないと不安だったので一安心。
その後、予約していたポータブルWi-Fiを借りるためにカウンターへ。頼んでおいたのは1日1GBプラン(家では家のWi-Fiを使用していたこともあり、1GBで全然足りました。終日、外出した日でさえ、3MB とかでした)。こういったものを普段持ち歩かないので、ポータブルWi-Fi自体、私には重~く感じました。
いつもであれば空港で外貨交換をしますが、今回は子連れということもあり、空港での「~しなければ」を減らすため事前に外貨両替ドルユーロというところで用意をしました。この会社おすすめです。対応も早いですし、紙幣もきれいでした。
そろそろ行かなくてはいけない時間。子供たちのお手洗いを済ませます。主人としばしのお別れです。いよいよその時になると、自分一人で子供たちを安全に目的地まで連れて行かねばという緊張感が増してきました。
見送りに来てくれていた主人に「じゃ、行ってくる!連絡するね!」と伝えると、緊張とアメリカに行くという喜びで胸がいっぱいになりました。やや想定外であったのは、横でパパと離れるのが悲しいと泣き続ける子供たち。1週間後に会えるし、日本でもその位会えない日ってあったよね?と思いつつ。アメリカは遠いしすぐ会えないという事実が、子どもにはさみしく感じるんだろうな~とかそんなことを考えていました。主人にみんなで手を振りながら「次に会うのはアメリカだね!」なんて話して別れました。
ここから私だけ。しっかりしないと!まずは搭乗口に行こう!
今までいかに主人に頼っていたのかが分かります。案内板を頼りに進みます。
私はとにかく「うん、大丈夫」と自分で納得できないと不安なタイプ。
搭乗口を確認し、そこから少しの時間フリータイム。今回の旅行では不思議なことに物欲がなく免税店も全てスルー。片付け(断捨離)を始めたからかな。以前は、本当に買い物が大好きでした。名税店では必ず化粧品を揃えて購入。人って変わるんだな・・・笑。完全にお金の使い方がモノより思い出(経験)にシフト!話が脱線しましたが、ここで離陸時の耳抜き用に子供たちに好きな飴を選んでもらいました。お菓子とお茶も購入(でも結局機内でジュースもお茶もお菓子もでるし、買わなくてもよかった。ヒューストンでは飲みきれなかったものを捨てました。)。
搭乗待ちのラインに並びます。ここでもパパを思い出し、息子はさみしさで目がウルウル。私が主人から借りた帽子を自分の帽子と交換し「この帽子をパパだと思ってかぶっていたい!」と。ここから数日はかぶり続けていました。ちなみに娘はパパに会いたい~!を事あるごとに連呼。
(写真は息子が帽子を交換しているところ)
そんな子供たちの様子を見て、主人と合流するまでに楽しい日々を過ごすと心に誓い飛行機に乗り込みました。
そうそう!今回の旅行で実は何度も奇跡(と私が思っている)が起こりました!
まず初めに、飛行機の座席にて。窓際から子どもと3人並びの席にしました。座席で準備をしていると真後ろの席の女性に見覚えが・・・。何と、前の職場の先輩でした!!このタイミングでなんてこと!子連れで、周りに迷惑をかけたり不安を抱えていたので知り合いがいるだけで心強い。しかも後ろの3席が先輩家族。先輩に会うのが6、7年ぶり。本当奇跡だと思った。なんてツイてるんだ!と。全部引き寄せだわ~と内心両手を広げてジャンプ。この旅、絶対に素晴らしいものになるとこの時確信しました(笑)。
機内ではというと、9歳の息子は全く問題なく映画をずーーーーっと観てました。よくもこんなに観てられるなってくらい。やや大変だったのは5歳の娘。今思えば初めてのロングフライトで緊張からだと思うけど、とにかくトイレの回数が多かった。約15時間のフライトで10回以上トイレに行きました。そして時折パパに会いた~いと泣いていました。
私たちは誰一人として30分も寝ずにヒューストンに到着。
ついにアメリカについた!!
無事入国審査を終え、空港内を見て楽しみたい気持ちを抑えて次の搭乗口へ急ぎます。ここで初めて現地の方に英語で話しかけ、搭乗口の場所を聞きました。緊張した。
久しぶりの海外にテンションが上がってる自分と、早く搭乗口を確認したい自分と、子供たちが迷子にならぬよう気を付けながら進みました。
初めてのアメリカで、目に入る全てに興味津々の子供たち。疲れなんてなんのその。びっくりする位2人とも元気。特に5歳の娘、頑張った。乗り換えの搭乗口まで、結構な距離だったけどしかっり歩きました。ここでホストファミリーへ無事にヒューストンに到着したことを電話で伝えました。電話ボックスを探してみましたが見つからず、結局iPhoneからかけました。
あと数時間でホストファザーとマザーに会えると思うと何とも言えない感情が湧き出てきました。
アメリカ時間ではお昼近かったのですが、それほどお腹が減っていなかったので子どもは日本で買ったお菓子を。私は何も食べずににいました。
いざ搭乗。ラピッドシティはそれほど大きな都市ではないので飛行機も小型。座席にモニターが無いので子供たちはがっかり。そんな彼らに面白おかしくちょっかいを出してきたスチュアートさんがいました。英語で話しかけられて、ぽかんとしている子供たち。少しすると同じスチュアートさんが子供のところに戻ってきてグミを一袋サッと置いていきました。プレゼントです。またも子供はぽかん(笑)。この感じ、アメリカンだな~、なーんて懐かしく思いました。
この飛行機は1列4席。なので、真ん中が通路となり左右で2席づつ。片側に子供たちが2人で並び、通路挟んで私で座りました。離陸間もなく飽きはじめた子供。すると私の後ろの座席のおじ様が「私はタブレットを持っている。孫用に持ってきたんだけど、今は使わないからよかったら貸してあげるよ」と声をかけてきてくれました。なんて優しいの!心がほっかり温かくなりました。日本ではなかなかこんな風に声掛けはしないよな~、とまたアメリカンな感じを懐かしく思いました。子供たちに少しでも仮眠を取って欲しかったので丁重にお断りしました。そのうち子供たちは眠りにつきました、ようやくです。しかも深ーい眠りに…。日本時間で朝の5時近く。今まで寝ずに起きていたことに驚き。私も少しは寝なきゃという気持ちではいたけど、緊張して全然寝れませんでした。
とにかくホストファミリーに伝えたいこと、想いをきちんと言葉で伝えられるように何度も事前に書いた手紙を読んだり内容を変えたりしてソワソワしながら過ごしました。飛行機が着陸し始めたとき、窓から見えた景色にただただ嬉しくて感動。一人ジーーンとしていました。子供たちは完全に着陸するまで爆睡でした。
着陸。何とか子供たちを起こし機内から降ります。無事にラピットシティに子供たちを連れてこれたことに安堵。
いよいよ出口に向かいます。もう心臓バクバクです。
22年ぶりの再会。夢にまで見た再会です。お互い気づくかな、とか頭の中をぐるぐる。そしてついにその時が来ました!
つづく。
コメント